奈良女子大学 > 生活環境学部 > 食物栄養学科 > 食品調理科学研究室 > 研究紹介 > 非破壊分析法とは

非破壊分析法とは

 食品などの対象物を、そのままの状態で分析する方法を非破壊分析法といいます。スイカをたたいて見るのも非破壊分析の一種と言えるでしょう。光を使う方法や電気・磁気を使う方法などがありますが、食品の分析に最も多く使われているのは近赤外分光法です。

 非破壊分析法のメリットとしては、迅速に分析できること、分析操作が簡単なこと、化学薬品を使用しないこと、さらに、分析した試料が、そのままの形で残っていること、などがあげられます。

近赤外分析法とは

 近赤外光とは、赤外線の一種ですが、可視光線(目に見える光)に近い領域の光を指します。英語ではNear Infreredといい、NIRと略します。食品に近赤外光を照射し、透過、あるいは反射して出てくる光を測定すると、食品中に含まれる成分に関する情報が得られます。これを利用して、食品成分の分析や食味の測定に用います。

 私たちの研究室では、近赤外分光法に関する基礎研究を中心に行っています。

近赤外フォーラム

 毎年11月頃に行われる近赤外に関する国内最大級のシンポジウムです。近赤外研究会が主催しています。詳しくはプログラムをご覧下さい。
研究紹介
ホーム