AL-Mail 32入門&活用

3.設定編

 新しいAL-Mail 32 (32ビット版)では、古いバージョンのAL-Mail (16ビット版)と比べて、機能が追加・改良されているほか、古いバージョンにあったさまざまな制限事項が取り除かれています。また、今後も新しい機能が追加されていく予定です。しかし、新しい機能を追加するために、AL-Mail 32では、これまでとは異なる方式でMAILBOXにメールが保存されているほか、アドレス帳やその他の設定方法も変更されています。従って、古いバージョンのデータを移行する必要があります。また、AL-Mail 32のデータは、古いバージョンで使用することはできません。

目  次

3-1. 解消された主な制限事項と改良された機能の例
3-2. AL-Mailの入手とインストール
3-3. 起動時のオプションパラメータとメールボックスの設定
3-4. メールボックスの新規作成
3-5. オプション設定
3-5-1. 「アカウント」の設定
3-5-2. 「接続」の設定
3-5-3. 「受信」の設定
3-5-4. 「送信」の設定
3-5-5. 「振り分け」の設定
3-5-6. 「外部ソフト」の設定
3-5-7. 「その他」の設定
3-6. マルチアカウントと巡回受信
3-7. 付録
3-7-1. インストール
3-7-2. 16ビット版からの移行

3-1. 解消された主な制限事項と改良された機能の例

読み書きできるメールの長さ
16ビット版では約50Kバイトに制限されていました。
1つのフォルダに保存できるメール数
16ビット版では約700通でした。
添付ファイル・保存ファイル等に利用できるファイル名
16ビット版では8+3文字のファイル名しか使用できませんでした。
アドレス帳のサイズ
16ビット版では約50Kバイトに制限されていました。
ユーザインターフェースの改良
階層化フォルダの採用
ファイル操作(メールの移動・削除など)の高速化
マルチアカウント対応(Ver.1.10以降)

3-2. AL-Mailの入手とインストール

 AL-MailはAL-Mailホームページ(http://www.almail.com/)や窓の杜(http://www.forest.impress.co.jp/)などからインターネット経由で入手できます。また、雑誌付録CD-ROMにも収録されています。なお、AL-Mailはシェアウェアですので、1ユーザにつき2000円を送金する必要がありますが、学生および教育機関における使用は「無料」となっています。
 インストールや16ビット版からの移行の方法は、3-7. 付録を参考にして下さい。

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3-3. 起動時のオプションパラメータとメールボックスの設定

 AL-Mailの起動時のオプションパラメータの設定は次のように行います。まず、almail.exe のショートカットアイコンを右クリックして出てくるメニューで「プロパティ」をクリック(またはALTキーを押しながらダブルクリック)します。「プロパティ」の中の「ショートカット」タブの「リンク先」の内容を書き換えて指定します。一般的な書式は次の通りです。
almail.exe [options...] [mailbox]
[options...]
/s 初期設定画面を開き、起動方法を選択した上でAL-Mailを起動する。
/w0, /w1, /w2 それぞれ、アイコン化状態、記憶されているサイズ・位置、最大化状態で起動する。
他のオプションスイッチは説明を省略します。
[mailbox]
メールボックスへのパスを指定します。フロッピーディスクならA:\となります。
使い方の例
a. 自分専用のパソコン
[options]、[mailbox]の指定は不要です。初期設定時に指定したメールボックスを自動的に開きます。

b. 研究室などで複数の人が使用するパソコン(Windows95/98)
ユーザごとに異なるメールボックスを指定したショートカットアイコンを用意しておきます。
"c:\Program Files\almail32\almail.exe" z:\almail32 z:\almail32にあるメールボックスを指定
複数のパソコンがある場合は、どれか1台のパソコンにメールボックスを置き、ネットワークドライブで参照するようにすると便利です。

c. 研究室などで複数の人が使用するパソコン(WindowsNT4/2000)
WindowsNT4/2000を併用している場合は、WindowsNT4/2000をインストールしたパソコンにメールボックスを置き、毎回Windowsにログオンしてネットワークドライブを参照するようにすれば、操作は面倒ですが、セキュリティを保てます。この場合、各自が自分のホームディレクトリを同じネットワークドライブに割り当てればいいでしょう。

d. 不特定多数の人が使用するパソコン
使用者が自分のフロッピーディスクやネットワークドライブにメールボックスを作ったり、使用したりする場合は、毎回、初期設定画面が出るようにしたショートカットアイコンを作っておき、これをクリックするようにします。
"c:\Program Files\almail32\almail.exe" /s 初期設定画面を開き、起動方法を選択

3-4. メールボックスの新規作成

 メールボックスの新規作成は、「/s」オプションの付いたショートカットアイコンをクリックして初期設定画面を開き、「新しいメールボックスを作成する」をクリックします。次のようなメッセージが現れますから、メールボックスを作成するフォルダを指定して下さい。なお、メールボックスを置くフォルダはエクスプローラーであらかじめ作成しておく必要があります。

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3-5. オプション設定

 AL-Mailウィンドウのメニューバーから「ツール」→「オプション」の順にクリックすると「オプション設定」ダイアログが表示されます。このダイアログは「アカウント」「接続」「受信」「送信」「振り分け」「外部ソフト」「その他」に分かれています。


3-5-1. 「アカウント」の設定

タイトル:適当な名前を入れます。通常はアカウント(メールアドレス)は1つしかないので特に気にすることはありません。複数のアカウントを使い分ける場合は接続先の名前を入れるといいでしょう。
ユーザ情報:メールサーバに接続するための個人情報です。間違えないように入力して下さい。
ユーザ名欄にはメールサーバに接続する時の名前(ログイン名)を入力します。
パスワード欄には自分のパスワードを入れます。ただし、画面上には読めないように表示されます。入力を省略した場合、最初の起動時に入力したパスワードが自動的に入力されます。起動時にパスワードチェックをする方法は3-5-7で説明します。
メールアドレス欄には自分のメールアドレスを間違えないように入力します。間違えると、メールを出した相手が返事を書いても届きません。
フルネーム欄には通常、自分の本名を書きます。別にニックネームでも構いません。ここで書いた名前は、通常、相手のメールソフトの「差出人」などの欄に表示されます。日本語でも英語でも構いませんが、日本語で書くと、日本語が使えない人には読んでもらえません。相手によって使い分けたい時は、通常使う名前をここに記入しておき、それ以外は「テンプレート」機能(2-16)を利用します。
サーバ情報:メールサーバに接続するためのサーバの情報です。これも間違えてはいけません。
通常、POP3サーバ名とSMTPサーバ名は同じ名前です。情報処理センターのメールサーバ(narams)でしたらnarams.cc.nara-wu.ac.jpです。
高度な設定:通常、何も設定しなくても構いません。自動的に設定されます。研究室のパソコンから使う場合は、「ホスト名」のところに、コントロールパネルの「ネットワーク」の設定で登録した「コンピュータ名」が入力されています。

3-5-2. 「接続」の設定

 図書館・研究室など、学内LANで使用する場合は、「起動時にサーバに接続する」のところにチェックを入れておいて下さい。また、「送受信が終了したらサーバから切断する」のところはチェックをはずしておいて下さい。自宅などで情報処理センター、プロバイダ等にダイアルアップする場合は、あらかじめダイアルアップに必要な設定を行った上で、「自動ダイアルアップを利用する」の方にチェックし、通常使用する接続先を指定します。


3-5-3. 「受信」の設定

 「受信したメールをサーバに残す」には通常チェックしないで下さい。サーバにメールを残すと、サーバに負担をかける上、メールチェックに時間がかかるようになります。
 「新着メールの自動チェックを行う」にチェックしておくと、一定時間ごとにメールが来ているかどうかチェックしてくれます。ただし、頻繁にメールチェックを行うとメールサーバに負担をかけるので、10分以上に設定します。「到着時にサウンドを鳴らす」も指定した方が便利です(教育室のパソコンは音が鳴りません)。
 「受信後は新着メールにフォーカスを移動する」にチェックしておくと、他のフォルダのメールを読んでいても、自動的に郵便受けの「新着メール」のところにフォーカスを移動してくれます。ただし、複数のメールが同時に来た場合は、最初に来たメールに移動します。


3-5-4. 「送信」の設定

 「送信控えの保存先」は必ず指定しておきます。どのようなメールを送信したか、後で確認できます。「郵便受け」でも構いませんが、できれば専用の「送信控え」フォルダを作った方がいいでしょう。
 「テンプレートを選択してから送信画面を開く」にチェックしておくと、送信画面を開く前に「宛先の指定」ダイアログで宛先を入力できるほか、宛先に対応したテンプレートを選択することができます。
 「メール作成時にIMEをオンにする」「題名入力でもオンにする」にチェックしておくと、題名や本文の入力時に日本語モードに切り替わります。
 「送信時に確認ダイアログを表示する」も必ずチェックしておきます。送信する前に宛先を確認できるほか、間違って送信ボタンを押してしまった時にも役立ちます。
 「送信時に機種依存文字をチェックする」もチェックしておいて下さい。@ABTUVのような機種依存文字(Macでは別の文字に化ける)を使用したメールを送信しようとすると、警告メッセージが出ます(無視して送信することもできます)。
 「署名」と「テンプレート」の設定については2-16を参照して下さい。


3-5-5. 「振り分け」の設定

 2-14を参照して下さい。

3-5-6. 「外部ソフト」の設定

 特に設定する必要はありません。詳しくはヘルプを参照して下さい。

3-5-7. 「その他」の設定

 32bit版AL-Mailはパスワードを常に保存する設定になっているので、自分の部屋にある自分専用のパソコンでない限り、「起動時にパスワードを要求する」にチェックしておいて下さい。なお、後でパスワードを変更した場合、変更後の最初の起動時にエラーとなり、パスワード入力が要求されます。ここで新しいパスワードを入力すると、設定も自動的に変更されます。「アイコンから・・・」「トレイから・・・」は使い方によってチェックするかどうか決めて下さい。「終了時に「ごみ箱フォルダ」を空にする」はチェックしない方が安全です。チェックしない場合、ごみ箱フォルダに削除したメールがたまっていきますから、定期的に空にするようにして下さい。「終了時にウィンドウの状態を保存する」はチェックしておいて下さい。

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3-6. マルチアカウントと巡回受信

 AL-Mail32 Ver.1.10からマルチアカウントと巡回受信がサポートされました。マルチアカウントとは、同じユーザが複数のアカウント(例えば、奈良女子大学とプロバイダなど)を持っている場合に、同じメールボックス内に複数のアカウントの設定とメールを共存させる機能です。

 AL-Mailウィンドウのツールバーで「ツール」→「新規アカウント」の順にクリックすると新規アカウント作成画面が現れます。



 必要なアカウント情報を入力して「OK」をクリックすると新しいアカウントが登録されます。3つめ以降のアカウントも同様に設定できます。



 アカウント間の切り替えは、AL-Mailウィンドウのツールバーで「フォルダ」→「アカウントの切り替え」の順にクリックします。また、フォルダの切り替えを行う時、フォルダ名一覧の下に表示される別アカウントにカーソルを合わせると、別アカウントのフォルダに切り替えることができます。

 各種のオプション設定は別々になります。フォルダも別になるので同名のフォルダを作成することができます。また、アカウント間でのメールの移動も行うことができます。複数のAL-Mailウィンドウを開く(2-9)と便利でしょう。なお、アドレス帳はどのアカウントでも共通です。

 巡回受信(複数のアカウントのメールを自動的に読み込む)を行うには「ツール」→「巡回受信」の順にクリックします。Shift+Insキー(またはポストアイコン)でもかまいません。なお、あらかじめ「ツール」→「巡回受信オプション」で巡回受信を行うアカウントを指定しておきます。

3-7. 付録

3-7-1. インストール

 現在のAL-Mail32のバージョンはVer.1.13aです。AL-Mailホームページ(http://www.almail.com/)や窓の杜(http://www.forest.impress.co.jp/)などでal32113a.exeが提供されています。実行するとインストーラが起動するので、指示に従ってインストールして下さい。



3-7-2. 16ビット版からの移行

 AL-Mail32 Ver.1.13aをインストールしたフォルダ(通常、C:\Program Files\Almail32)に入っているセットアッププログラムalmsetup.exeを利用して移行します。
(1) almsetup.exeを起動し、「16ビット版メールボックスの移行」を選択する。



(2) 16ビット版メールボックスのフォルダと32ビット版メールボックスの作成先フォルダを指定する。「参照」を押して目的のフォルダを探して指定する。同じフォルダを指定してもかまわない。



(3) 16ビット版メールボックスのユーザ設定が32ビット版メールボックスに書き込まれ、セットアップ完了のメッセージが出る。



(4) 「完了」ボタンを押す前に、SHIFTキーを押したままAL-Mail 32を起動する(または/Sオプション付きで起動する)。これによりメールボックス選択ダイアログが現れるので、32ビット版メールボックスのフォルダを指定し、AL-Mail32を起動する。
(5) この状態でセットアップの完了画面に戻り、「完了」ボタンを押す。MAILBOXのインポート画面が現れるので、必要な指示を行い、「OK」を押す。



(6) 完了のメッセージが出るので「OK」を押すと、AL-Mail32が終了する。




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